書き味の核心であるボールペン芯

書き味を決定するボールペン芯は適度な紙面との抵抗感があり、ペン先が滑り過ぎず、ヌルっとした感触になるようにボールの回転を調整し、結果「滑らか！」という感覚になるように設計しました。
また、ペンを傾けてもインクがかすれないよう先端形状を工夫しています。

ボールペン芯の出し入れは回転式

ボールペン芯はボディの半分を回転させることで出し入れできます。
ノック式のようにカチカチ音がすることもなく、筆箱やポケット内で誤って芯が出てしまうことがありません。
上品な感触で高級ボールペンでよく採用される方法です。

ボイスレコーダー機能

ペン型ボイスレコーダーFFR-M800はボイスレコーダー機能も充実。

■最長71時間録音

録音品質調整で高音質で17時間、軽めの容量で長時間71時間録音の切り替えが可能
状況や使い方で選べる3パターン

■録音日時記録

時計機能を内蔵しています。
録音した日時が記録され、PC閲覧時に表示されます。

■音声起動録音VOS

マイクが音声を監視。音を感じると録音を開始し、静かになると録音を一時停止します。無駄なメモリーの消費を防ぎます。

録音開始/停止を決める音声の大きさは調整が可能です。

■自動録音レベル調整

近い音から遠くの音まで均一に録音できるよう録音レベルを自動で調整します。

驚くほど会話や状況が克明に録音

直径6ｍｍの小型マイク。

搭載マイクは物音などはもちろん、人の声を拾いやすいように調整されています。

さらに、遠くの音を拾いやすいようにマイクに十分な消費電力を割り当てるよう設計されています。

口元に近づけてマイクのように話かける至近距離から講義、講演会など遠方の音声もしっかり録音します。

また、マイクは録音する方向を選ばない無指向性マイクを搭載しています。

録音する方向にペンを向けたり、持つ位置に気を付ける必要がありません。

ボールペンとして書きながら録音も可能です。

一度しかない録音チャンスを確実に

録ったはずなのに録音されていない、録音したデータが飛んだ！

証拠や、記録になる録音が失敗してしまうのは本末転倒。

特に録音で重要になるのがデータを残すメモリーです。

このメモリーに信頼性がないと機器トラブルにつながります。

ペン型ボイスレコーダーのFFR-M800に搭載されているメモリーはSLC方式のメモリーを採用しています。

ペンという限られたスペースに格納できる独自のメモリーを採用しています。

アンプ内蔵でクリア再生

録音した音声はPCで再生の他、その場ですぐ聞けるリモコン＋イヤホンが付属します。

ペン内部には録音回路の他、音声を増幅するアンプ回路が内蔵されています。

たとえ小さな音で録音されてもボリュウムを上げてイヤホンで聞くと繊細な音まで大きく、クリアに聞こえます。

付属のリモコンを接続して再生、早送り、早戻し、録音内容の削除まで可能です。

簡単設定のPCアプリ

セラコートでグリップ化

ボールペンによくあるグリップ部はゴムだったり、凹凸だったり、様々な方法で滑り止め加工を施します。

ペン型ボイスレコーダーのFFR-M800はセラコートという塗装被膜を利用して最適なグリップ感を生み出します。

セラコートは耐油性があり素材に吸収性があります。

表面のサラサラした感触で微妙に滑りを抑制します。

ゴムでは柔らかすぎて書きにくく、凹凸加工は位置が固定されていまう。

セラコートでは全体が滑り止めになりどこ持ってもどんな書き方でも対応します。

強固な被膜のセラコートとは？

ボールペン表面を覆うコーティングは強固な被膜のセラコートを採用。

塗装とも言えますが、あえてコーティングといい、元々は銃兵器をコーティングするために開発された塗料です。

過酷な状況化で使われる銃兵器に対応するセラコートは現在では様々な商品に導入されています。

本来ボールペンは塗装剥がれの懸念があるため、多くのメーカーがアルマイト（メッキ）を採用するところですが、強被膜に自信のあるセラコートを使うことで、アルマイトにはない質感を得ることができました。

さらに耐油性があり、吸収性もあります。

その柔らかい触感が常に触って文字を書くという性質にベストマッチした表面処理になりました。

筆記のしやすさに一役買っています。

我々はセラコートが強度だけでなく、筆記時の指の滑りを絶妙にコントロールできる点に着目しました。

大量生産できない小ロット生産

セラコート施工は一度に大量にコーティングするのではなく、職人さんが一個一個手作業でコーティングしていきます。

薄い被膜を均一にコーティングするには機械ではなく職人技が必要です。

さらに、コーティングした部材は組立前に事前処理が必要でこちらも手作業で調整をしながら、組立します。

1台にかかる時間が通常の量産品とは異なり、手作業でしか完成しません。

そのため、数量を限定しながら、また、手間も納期もかかるペン型ボイスレコーダーです。

ボイスレコーダーにここまで手間をかける必要があるのかと、問われそうですが、コンセプトは所有する満足感と録音できるという安心感です。

あえて手間のかかる商品なのでMakuakeプロジェクトでの先行予約販売を選択しました。

鈴友株式会社によるセラコート施工

ボールペンとしての質感を左右する表面処理は鈴友株式会社によるセラコート（CERAKOTE）加工を採用しています。

コーティング作業は機械で行うのではなく一本一本手作業で仕上げていきます。

単なる塗装ではなく、熟練の職人さんが手掛けることで完成する強固な被膜のセラコートです。

元大手電機メーカーのデザイナーによる
デザイン監修

このボールペン型ボイスレコーダーのデザインは、大手電機メーカーのデザイン研究所出身の菊田氏に依頼したものです。

デザインを広角的に捉える同氏は、単なるスタイリングやカラーリングだけでなく、製品企画の段階から監修を行いました。

ボイスレコーダーとボールペンのそれぞれの機能性を両立させつつ、デザインコンセプトとしては、ボイスレコーダーの使用シーンを念頭にすることで「特徴的なデザインでは無く、いかにして普通のボールペンにしか見えないデザインにするか・・・」をテーマとしました。

スタイリングデザインやサイズ感などは、できるだけ一般的なボールペンに見えるようにすべく電子部品のダウンサイズ実装の技術を主導しつつ、素材や新たなコーティング塗装などの先進的な表面処理技術を用いることで質感の高さや耐久性を追求するものとしました。

見た目にはただのボールペンでも、手に持って使うほどにレコーダー機能を秘めてるという精密感のある高品質・高品位デザインの提供を目指しました。　

ビークイーン株式会社
https://be-queen.jp/

代表取締役　菊田俊成　氏の経歴

三菱電機株式会社に在職中は、同社デザイン研究所ホームシステムデザイン部長を務め、また、同社リビングデジタルメディア事業本部技術部などを歴任し、家電製品全般の工業デザインを手掛けつつ独創的な発想力を武器にトレンドに先駆けた時代の主流となるデザイン生み出し、数々の特許や意匠権の取得あるいはグッドデザイン賞の受賞に貢献すると共に技術開発や製品企画、広告宣伝に至るまでプロデューサーとしても数々のヒット商品を生み出してきた。

在職中には、「キッズデザイン協議会」の初代ガイドライン部会長を務めるなど社外においても幅広く活動してきた。

同社を早期定年退職した後、スイッチやセンサーなどを製造するメーカーの取締役を務める傍らで「ビークイーン株式会社を設立し製品開発や事業化などのプロデュース事業を行っている。　同時に、発想力の醸成を核とした工業デザインの教科書作りや「地球をもうひとつ・・・」という100年後を描く活動なども行っており、(地独）神奈川県立産業技術総合研究所において講演を行った経歴や、(公）かながわデザイン機構の理事を務めたほかデザインの啓蒙活動なども行っている。

操作方法

録音する

録音したい！と思ったら録音フックをちょっと下げるだけ

録音中も筆記が可能です。
録音中はペン後端の録音フック裏側の孔から赤LEDが点滅し、確実に録音ができていることをユーザーにお知らせします。

再生する

ボールペン後端のキャップを外してリモコンとイヤホンを接続する

Note:
スマートフォン（Android、iOS）のOTGケーブルに対応しています。
スマートフォンから直接再生も可能です。

リモコン操作

●電源を入れる
再生ボタンを長押しして電源を入れる

●再生と停止
再生ボタンと再生停止ボタンで操作。
リモコンでは再生以外にも早送り、早戻し、各種機器設定が可能です。

充電とPCと接続

専用USBケーブルを使ってPCと接続します。
この時点で充電も行われます。

PCがボイスレコーダーを認識するとフォルダーが立ち上がります。
フォルダーを開いて再生やPCへデータをコピーできます。

ボールペン芯交換

ペン先端を回転させて分離するとボールペン芯が露出します。
ボールペン芯を引っ張って抜いてください。
新しい芯を入れ替えて逆の手順で元に戻します。

仕様

セット内容：
本体、専用USBケーブル、リモコン、イヤホン、ジャックキャップ、替え芯1本（本体1本内蔵の他）取扱説明書。

充電はUSB端子で行います。
本製品にUSB 充電アダプターは付属しません。
別途ご用意いただくか、PC接続で充電してください。

FAQ

Q：録音中にボールペンを使用することは可能ですか？
A：可能です。多少筆記している音が録音されてしまいますが、実用上問題ありません。しかしながらペン本体を擦るとノイズとなって録音されてしまい、録音再生が利きにくい録音となりますのでご注意ください。

Q：防水性はありますか？
A：防水ではありません。濡れた手で筆記する程度は問題ありませんが、誤って衣服のポケットにいれたまま洗濯して壊れた、という場合がありますのでご注意ください。

Q：録音できる距離は何メートルですか？
A：ページ内で録音テストしておりますが、感覚としては人の耳に聞こえる音は録音できると思ってください。
このとき注意点としては電車内や喫茶店などでの録音は周囲の騒音と共に必要な音声が録音されます。人の声を中心に録音するように設計されていますが、再生したときに聞きにくい録音データとなりますので実質的には録音できる距離が短くなります。
講義室、会議室、ご自宅、などでは相当遠くまでの音が拾えます。

Q：替え芯は後で買えますか？
A：替え芯は十分な数量を当社で在庫しております。
プロジェクト終了後も当社運営ECサイト、もしくはMakuakeストアで販売いたします。

Q：バッテリーの交換はできますか？
A：バッテリーは内蔵式でユーザーさんのほうで取り出しはできません。
バッテリーの劣化などがあった場合は修理扱いとなります。
当社に交換はお任せください。

Q：マイクはどこにありますか？
A：マイクはペン後端に内蔵されています。無指向性なので向きも無ければマイク位置も関係がありません。
どの方向に向けても同様に録音が可能です。

Q：故障した場合は？保証期間は？
A：修理は当社、株式会社フルークフォレストで行います。
保証期間はお届けから１年間となります。
保証書が付属しております。そちらに連絡先が記載されております。
Makuakeメッセージでもご相談は可能です。

Q：ノイズキャンセリング機能はありますか？
A：本製品の場合、マイクの周波数を調整することで人の声が聴きやすく録音されます。製品の性質上、物音を録音することを想定して、これ以上のフィルタリングによるノイズコントロールはあえて行っておりません。
代わりに音質を上げることで騒音の中の人の声、物音を聞けるようにしております。

Q：音声感知録音では冷蔵庫の音、電話の音、エアコンの音なども拾って動いてしまいますか？
A：動きます。感知する音量は設定が可能です。しかしながら少しの騒音でも動くように感度は高めに設定することをお勧めします。
必要な音源の取りこぼしが無いように、少しの音でも動くくらいの設定をお勧めしています。

スケジュール

初回に生産できる数量が限られておりますので納期が２段階になっています。
発送日が異なりますのでご注意ください。

なお、今回のセラコート施工と組立調整は１本１本丁寧にお作り致します。
そのため、完成時期が多少前後する可能性があります。
記載の納期はだいぶ余裕を見ておりますが、都合で遅延する可能性があります。
何卒ご了承ください。

リターンについて

リターンは限定数量ありで11月発送分と追加生産分の12月発送分があります。

付属品追加リターンのジャックキャップは本体に1個付属しています。
紛失用のスペアになります。

替え芯は本体に交換用が1本付属します。さらに追加で必要な方はご選択ください。

オプションリターン

専用革ケース

表面はしっかりした処理で、裏地は柔らかい1本革ケース。
貴重なセラコートの保護や他の製品との傷汚れを防ぎます。

替え芯10本

本体にはペン内部に1本、そのほか交換用で1本付属します。
替え芯は今後も一般販売でいつでも購入が可能ですが、リターンにも追加しておきました。

ジャックキャップ

ペン後端のケーブルを差し込むジャック孔をふさぐジャックキャップは本体に装着した状態でお届けになります。

小さいキャップですが、内部で折れてしまうとボイスレコーダーとして活用できなくなるためアルミの削り出し製法で作られて強度を確保したジャックキャップです。

大変小さく紛失する可能性があるため、スペアとしてリターンに追加しました。

今回のボールペンデザインがジャックキャップを装着した状態を前提にデザインされています。

もちろん、見た目だけの物ですのでなくても録音や筆記は問題ありません。

しかし、可能な限り無くさず装着してご利用ください。

実行者メーカー紹介

ペン型ボイスレコーダー：型番FFR-M800は株式会社フルークフォレストが発売する自社製品です。

ボイスレコーダーの企画開発は長年行っており、まだ、ICメモリーに録音するという技術が世に出始めた頃から取り扱いを始めました。

昨今ではすでに大手企業が販売するボイスレコーダーですが、ユーザーさんからのご要望や実際の使用シーンを研究して生まれたのがペン型ボイスレコーダーです。

ペン型の他、腕時計型ボイスレコーダーなども企画してきましたが、ペン型に対するリクエストは未だに後を絶ちません。

さらに、鈴友株式会社の特殊コーティングのセラコートに魅せられて、ボールペンの表面処理に塗装を採用するという類の無い製法で製品化が成功いたしました。

さらにデザイナー菊田氏のデザイン、コンセプトでボールペンとしての価値をさらに高め、ボイスレコーダーという便利アイテムだけでなく、所有する価値観を高めたペン型ボイスレコーダーを完成させました。

当社のボイスレコーダー技術、ビークイーン菊田氏のデザインとコンセプト、鈴友社のコーティング技術の3社が協力して完成した至極のボールペンをMakuakeプロジェクトにて先行販売します。

是非大切に末永く使っていただきたい製品です。

なお、セラコートを施工したボールペンは完全手作りです。

台数に限りがあるためMakuakeプロジェクトを利用して数量の動向を見ながらの生産となります。

カラー紹介

ギャラリー